コミュニケーション研修

研修目的と狙い

職場の人間関係は企業にとって組織力に影響する重要課題です。その人間関係の基本は、コミュニケーションにあると言ってよいでしょう。近年、インターネットの普及、そして2020年のパンデミックに伴うリモートワークの導入は、職場内のコミュニケーションや人間関係に大きな影響を与えました。ポジティブな影響としては：

1. - 柔軟な働き方によりストレスの軽減と生産性の向上
   リモートワークが可能になったことで、通勤時間が削減されることで、個人の時間管理が改善され、より柔軟で効率的な働き方が可能になったこと。人間関係のストレスが軽減され、より集中して仕事ができるようになった。
2. - 新しいコミュニケーションツールの導入
   ZoomやSlack、Microsoft Teamsなどといったデジタルツールを使うことで、情報伝達や情報共有が迅速で効率的なやり取りが可能になりました。

しかし一方で、ネガティブな影響も起きています。

1. - 非言語的コミュニケーションの減少
   対面でのやり取りが減ったため、表情や仕草などの非言語的な手がかりが不足し、誤解や疎外感を生むことがあります。
2. - チームの一体感の低下
   オンライン環境では、偶然の対話や雑談が減り、チーム内の親密さや信頼感が希薄になる傾向があります。
3. - 孤独感やストレスの増加
   リモートワークによって他人と物理的に接する機会が減少し、孤独感や精神的なストレスが増えることがあります。
4. - コミュニケーションの分断
   対面での一貫性ある会話が失われることで、特に複雑な問題の解決や創造的な議論が難しくなることがあります。

こうしたテクノロジーや職場環境の変化だけでなく、仕事に対する社員一人ひとりの価値観が多様化したことも、世代間、上司 - 部下、部署間、異性間のコミュニケーションに大きく影響しています。

最新の人間行動学の研究では、コミュニケーションの問題は、異なる価値観を持つ社員が、それぞれ自身の価値観を満たそうとすることで生じることが明らかになりました。

古今東西の経営者必読の書と言われる『孫氏の兵法』に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」とありますが、これを人間関係に当てはめると「相手（の価値観）を知り、自身（の価値観）を知ることでコミュニケーションは成立する」。

弊社が提供するコミュニケーション研修は、対処療法的な会話術ではなく、コミュニケーションの本質である「自身と相手の価値観を知ること」を基本に、その異なる価値観を持つ相手とコミュニケーションする方法を実践を通して効果を体感してもらうことを目的としています。

研修のポイント

同じ職場環弊社が提供するコミュニケーションの手法は、最新の人間行動学と価値論に基づいた画期的なもので、人間行動学の世界の第一人者であるDr. John F. Demartiniが考案した『バリュー・ファクター』（以下、VF）と呼ぶメソッドを応用したものです。バリューとは、価値観のことを指します。

研修では、実際にVFを用いて、コミュニケーションの実演ワークを主体としています。そのワークの中で、コミュニケーションが明確に改善することを実感することができます。この成功体験が、職場で実務をするときに活きてきます。コミュニケーションの基本である、相手（の価値観）に真剣に意識を向け、尊重し、相手と自身の価値観を満たすコミュニケーションをとるようになります。の感じ方には個人差があり、同じ事象に遭遇しても、Aさんには問題ない事が、Bさんには大きな問題となるケースがあります。こういった問題を放置すると、Bさんの生産性は下がり、ケースによってはBさんを起点として職場全体の問題と発展してしまう事もあります。

本研修では、研修参加者にストレスの原因となる事象の捉え方を根本的に変えて、ストレス耐性の強い社員へと導きます。

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やる気研究所では、ご要望に応じて各研修をカスタマイズして実施しております。また集合研修が難しい場合、Zoom等を活用したオンライン研修も可能です。ご質問やご要望がございましたら、何なりとお問い合わせ下さい。