ディマティーニ・メソッドを体験すると、悟りの境地に達せられるのですか?

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ディマティーニ・メソッドを体験すると、悟りの境地に達せられるのですか?

まず「悟り」について、2つの意味があることを前提として質問にお答えします。

1つは、本質または本当のことに氣づく。知らなかったこと、氣づいていなかったことを知る=悟る。もう1つは、これは仏教で言うところの無の境地=悟りの境地。

と上記の2つを悟りと言うのであれば、ご質問のDMで悟れるのですか?の答えは..

YESです。

どういうことか、説明しますね。

ディマティーニ・メソッド(以下:DM)でよく取り組む課題が、過去のネガティブな経験:例えば、友人から騙された(事実と異なることを伝えられた。虚偽の情報を知らされた)それによって不利益を被ったり、ショックを受けたとします。

そのことが今でも忘れられず、その友人のことを嘘をつく人、酷い悪い人、許せない、会いたくない。被った不利益が今でもショックで悔しい、辛い、悲しいという感情が沸き起こる。またそのことがきっかけとなり、他人を信用できず、人に心を開くことができない、人付き合いが不得手、となっているとします。

この例では、友人が事実と異なる虚偽の情報を伝えたことに対して、その行為は悪い行為、人に不利益を被らせる許せない行為、友人が嘘をつく人、悪い人という認識が強くその人の中に根付いている状態です。

さて、そこでDMです。悟りを「本当のことに氣づく」「知らなかったことに氣づく」といったそれまでの認識上になかった新たな情報(事実)を知ることとした場合のケースです。

このケースでは、DMでは、あなたが氣づいていない点(盲点=スコトマ)に意識を向けさせる質問を問いかけることで、本当のことに氣づくことができます。

例えば・・・

あなたも人に事実と異なる情報を伝えたことはありませんか?という視点から、過去に自分が嫌だと忌み嫌うことを自分自身もしていた、しかも自分を騙した人と同じだけの質と量でそういうことをしたという事実を認識します。

他人からされた酷い行為を自分自身誰かにやっているという事実を認識することはショックですが、それを受け入れる時、相手からされたことの意味合いが大きく変容する体験をします。

次に、その人が虚偽の情報をあなたに伝えたことで、あなたが実際に得た利益は何ですか?あなたを支え支援してくれた人が現れたり、それを機にこれまでと異なる事を始めたり、新たな情報やスキルをマスターしたり、金銭を手にする機会を得たり等。

つまり、騙されたことで不利益を被ったのは事実ですが、それと同じだけ利益も得ていたことに氣づくと、相手が自分に事実と異なることを伝えたことに対する認識が大きく変容することになります。

過去にあなたに事実と異なることを伝えた人に対し「あの人は嘘つきのひどい人」というレッテルを貼ってしまっている。そこで、その人があなたに事実を正しく伝えたことがあることを思い出してもらう質問を投げかけます。

真実は、その人は確かにあなたに事実と異なることを伝えたことがあり、その一方であなたに事実を伝えたこともある人なのです。忘れたり、無視したり、欠如していた正反対の認識を再認識することで、レッテルをはがします。

このレッテルが外れた時、その人に対する過去のネガティブな認識は大きく変容することになります。

あなたは、あなたに事実と異なることを伝えた相手に対し「そういうことをしなければ、あなたのことを恨んだり忌み嫌うことはなかったのに。それさえなければよい友人関係でいられたのに・・・」とタラレバの思いを持っているかもしれません。

そこで、では実際にそのタラレバ、つまりその人があなたを騙すことなく、あなたに正しい事実を正直に伝えていたとしたら、あなたにどんな不利益を生じることになるかを考えます。

そうなのです。通常、タラレバの発想は、実際に起きたことと正反対のことが起きることは良い(プラスの)ことと期待して認識します。が、DMではあえて、そのタラレバが現実に起きたとしても、それによってあなたが被る不利益を認識するのです。このワークを行うことによって、タラレバの幻想が消滅することになります。

こうした上述の質問以外にもDMには、私たちが通常考える視点、思考パターンとは異なる、つまり、思考パターンの外にある部分は、私たちが人生を認識する盲点となっている部分(闇)に、意識を向かせる(光を当てる)ことをします。

質問されることで、私たちはそこに意識を向けるようになります。そして、今まで見えていなかったこと、無視していた部分、まったく氣づいていなかったことに氣づくことになります。

そして、もう1つの悟りの境地=無の境地に至る、について。

先に挙げた質問の答えは、すべてこれまでの認識(ネガティブな点=不利益)に対し、それと完全に同量、同質の認識(ポジティブな点=利益)を認識することで、マイナスとプラスがちょうど完全にバランスを取ります。

つまり、マイナスとプラスが完全にお互いを打ち消し合うことになります。

この結果、マインドの解釈が、マイナスとプラスが打ち消し合ってゼロ(無)になるのです。

仏教で坐禅を組んで瞑想をしたり、マインドフルネスの瞑想、または特定の周波数の音を聞くことによってマインド(心と思考)を沈め無の境地に至るという手法が世間では知られていますが、これを実現できるには、それこそ何年、何十年と修行を積まないと容易には無の境地に至ることは難しいです。

実際、僧侶で無の境地という究極の悟りを開いた人は、1000年の歴史で数えることができる少数の高僧しかいないと言われています。

それは、坐禅を組んで何も考えない、何も感じないというマインドを完全に沈黙させることがどんなに困難なことか・・・・という証明です。

が、実は無になることは難しくない、ということをDMが証明しました。

思考するのを止めて無になろうとするのではなく、ネガティブな思考に対し、同じだけのポジティブな思考をぶつけることによってマイナスとプラスで打ち消しあってゼロ(無)にしてしまえばいい・・・というコロンブスの卵的な発想で無の境地に至ることをDMによって達することができます。

このように悟りが、本当のこと(真実)を知る、無の境地に至る、ものであるなら、DMは何十年も修行を重ねることなどしなくても、早ければ数時間で仏教の偉人と言われる高僧と同じ悟りを拓く体験をすることができます。

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ディマティーニ・メソッドで悟りを開くことができるのか?というご質問に対する答えは以上になります。DMを通して真実を知る、無の境地に至る体験。それをブレイクスルー体験と呼びます。

このブレイクスルー体験を自分一人で完遂するのは至難の業です。そこでドクター・ディマティーニが直接指導する形で取り組めるようにしたのが『ブレイクスルー・エクスペリエンス』です。

1年に1回程度のペースで開催していますので、日程を確認の上、ご参加されることをお勧めします。

『ブレイクスルー・エクスペリエンス』の詳細はこちらでご確認下さい。
(次回開催予定日/2022年11月3日~4日)

以上、ご回答とさせて頂きます。


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